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HIT抗体(血小板第4因子・ヘパリン複合体抗体)

  • 検査項目
    JLAC10

    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • HIT抗体(血小板第4因子・ヘパリン複合体抗体)
    5G530-0000-022-062
    速やかに遠心
    血漿
    0.5
    PC2

    A00
    凍結
    2~6
    390
    ※6
    ラテックス比濁法
    1.0未満 陰性 (U/mL)

備考

&1
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。血小板第4因子・ヘパリン複合体に対するHIT抗体(IgG,IgM,IgA)を測定しております。なお,検査結果はグロブリンクラス別での報告ではありません。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。

診療報酬

D011(10)
血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体(IgG,IgM及びIgA抗体)
免疫学的検査判断料144点

容器

補足情報



臨床意義

臨床的診断として一般的に、血小板数がヘパリン投与中または投与後に、ヘパリン投与前値の50%以下に低下し、薬剤やDIC、多臓器不全、重症感染症、抗リン脂質抗体症候群、血栓性血小板減少性紫斑病、cancer‐associated thrombosisなどの他に血小板減少をきたす原因が存在しないことで診断される。術後症例の場合、術後14日目までに、術後血小板数の回復ピークから50%以上減少した場合、強くHITが疑われる。現在、スコアリングを用いた臨床診断の導入の試みがなされている。(4T’sスコアリングシステム) 低スコア(0~3)ではHITである確率は5%未満、高スコアでは80%以上とされるが、実際は低スコアの場合にはHITをほぼ否定してよい(high negative predictive value)という使用方法が妥当で、中スコア以上の症例では血清学的診断(HIT抗体の測定)と組み合わせてclinicopathologic syndromeとしてとらえ、診断を行うことがHITの過剰診断を防ぐうえでも重要である。

参考文献

測定法文献
阪田 敏幸:医学と薬学 68(3):547~555,2012.
臨床意義文献
宮田茂樹:日本血栓止血学会会誌23(4):362~374,2012

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