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凝固因子活性検査 第Ⅹ因子(F10)

  • 検査項目
    JLAC10

    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 凝固因子活性検査 第Ⅹ因子(F10)
    2B410-0000-022-311
    速やかに遠心
    血漿
    0.4
    PC2

    A00
    凍結
    (21日)
    2~4
    223
    ※3
    凝固時間法

    凝固時間法
    測定対象となる因子の欠乏血漿とトロンボプラスチン,アクチン,塩化カルシウムを加え,凝固するまでの時間を測定する方法。

    70~130(%)

備考

&1
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)

診療報酬

D006(30)
凝固因子(第Ⅱ因子、第Ⅴ因子、第Ⅶ因子、第Ⅷ因子、第Ⅸ因子、第Ⅹ因子、第ⅩⅠ因子、第ⅩⅡ因子、第ⅩⅢ因子)
血液学的検査判断料125点 □

容器

補足情報



臨床意義

凝固第Ⅹ因子は肝細胞で生成されるため,強度の肝実質障害のあるときには血漿Ⅹ因子活性は低下する。また,ビタミンKの欠乏が起きるとⅩ因子を含むビタミンK依存性凝固因子の全部が低下するが,この場合はビタミンK投与により約48時間以内にプロトロンビン時間が改善し,Ⅹ因子も正常化する.しかし肝実質障害の存在する場合には,改善はみられない。新生児では腸内細菌叢が未発達であり,細菌によるビタミンKの生成が不十分なためX因子活性は低値を示す。ときにその程度が過大になると,新生児出血症を発症し,消化管出血を伴うと新生児メレナとも呼ばれ,ビタミンKの投与が必要となる。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患-重症肝障害

肝癌, 肝硬変, 胆管閉塞

減少する疾患-腸疾患

腸管閉塞, 慢性腸炎

減少する疾患,病態

アミロイドーシス, 経口抗凝固薬(ワーファリン), 広域な抗生物質の長期連用, 新生児出血症(メレナ), 先天性第X因子欠乏症, 第Ⅹ因子抑制物質の獲得, 乳児脳内出血(ビタミンK不足の母乳による)

上昇する疾患

経口避妊薬内服時, 血液凝固亢進状態, 妊娠後期

参考文献

測定法文献
安達 眞二:Medical Technology 24-6-629~633 1996
臨床意義文献
高松 純樹:日本臨床 53-増-80~83 1995

関連項目

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