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アデノウイルスDNA 定性

  • 検査項目
    JLAC10

    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • アデノウイルスDNA 定性
    5F150-1440-066-851
    結膜ぬぐい液
    ARR
    凍結
    (3ヵ月)
    3~9
    PCR

    PCR(Polymerase chain reaction)
    DNAが加熱により2本鎖から1本鎖に解離し,冷却することで2本鎖に戻ることを利用し,1本鎖DNAを鋳型として目的のプライマーを結合させ,DNAポリメラーゼの転写反応によりDNA合成を行うことを繰り返し,目的とするDNA領域を指数関数的に増幅させる方法。

    陰性
その他の受託可能材料

備考

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£ 測定対象は1、2、3、4、5、6、7、8、11、19、37型です。ただし型判定は実施できません。
結膜ぬぐい液:患部をぬぐった滅菌綿棒を1mLのPBSまたは生理食塩水が入った滅菌ポリスピッツ(ARR)に入れ、そのまま凍結保存してください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

容器

補足情報

臨床意義

ヒトアデノウイルスは飛沫感染により伝播し,主な増殖部位は扁桃,アデノイドや,気道,小腸,角結膜などの粘膜上皮で,限局性の急性疾患を起す。リンパ組織においては不顕性の潜伏感染を起こす。臨床症状としては,上気道炎(51%),角結膜炎(33%),胃腸炎(18%)のほかに下気道炎,肺炎(6.4%)などが報告されている。
血清型では47型まで確認されており血清型と疾患,臨床像との間に一応の傾向がみられるが,感染部位によりいくつかの臨床像を呈する。急性上・下気道感染症(1~7型),咽頭結膜熱(3,7型),流行性角結膜炎(3,7,8,19,37型)と深い関連があるほか,乳幼児下痢症(40,41型),出血性膀胱炎(11型)などが報告されている。しかし,血清型が特定されていない発疹性疾患や,消化器疾患などがある。臨床検査としては症状に応じて咽頭ぬぐい液・眼ぬぐい液,尿などを採取してウイルス分離をおこなう。血清学的検査として急性期および回復期のペア血清で4倍以上の有意上昇をみとめられた場合に疾患との因果関係を判断することも可能である。ウイルス分離は,培養に時間がかかり,PCRは迅速な方法として有用と考えられる。本検査法は,PCRを用いて高感度,特異的にアデノウイルス DNAを検出する。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

咽頭結膜熱, 出血性膀胱炎, 上気道炎(普通感冒,咽頭炎,クループ), 肺炎, 発疹症, 流行性角結膜炎

参考文献

測定法文献
Hierholzer JC et al:Journal of Clinical Microbiology 31-7-1886~1891 1993
臨床意義文献
中園 直樹 他:臨床検査MOOK28 ウイルスの臨床検査 (金原出版) 213~218 1988

関連項目

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