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単純ヘルペスウイルスDNA 定性

  • 検査項目
    JLAC10

    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 単純ヘルペスウイルスDNA 定性
    5F190-1440-019-851
    血液(EDTA-2Na加)
    2.0
    PN5
    冷蔵
    (10日)
    3~5
    PCR

    PCR(Polymerase chain reaction)
    DNAが加熱により2本鎖から1本鎖に解離し,冷却することで2本鎖に戻ることを利用し,1本鎖DNAを鋳型として目的のプライマーを結合させ,DNAポリメラーゼの転写反応によりDNA合成を行うことを繰り返し,目的とするDNA領域を指数関数的に増幅させる方法。

    陰性
その他の受託可能材料

備考

&1
血液:凍結保存は避けてください。
患部ぬぐい液:患部をぬぐった滅菌綿棒を1mLのPBSまたは生理食塩水が入った滅菌ポリスピッツ(ARR)に入れ、そのまま凍結保存してください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
下図の容器に採血し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

容器

補足情報

臨床意義

単純ヘルペスウイルスは,DNAウイルスで,1型(HSV-1)と2型(HSV-2)に分けられている。
HSVの特徴は,初感染後体内に持続感染(潜伏感染)することである。初感染の多くは不顕性感染で,顕性,不顕性を問わず初感染後は三叉神経節,仙骨神経節に潜伏感染し,疲労,妊娠,怪我,熱性疾患その他の原因によってウイルスが再活性化されると,口唇周辺や陰部など特定の皮膚部位に水疱を生じる(回帰性ヘルペス)。
HSV感染症の診断法には,ウイルスを直接証明する抗原検査と血清抗体の上昇によって診断する血清検査とがある。抗原検出法は,ウイルス分離蛍光抗体法(FA),シェル・バイアル法等がある。また遺伝子検査としてin situハイブリダイゼーション,PCRなどによる方法があり,ヘルペス脳炎,新生児ヘルペス感染症などの早期治療により救命率を上げることが期待されている。抗HSV抗体の測定法として,EIA法は感度が高くまたIgG,IgM抗体のグロブリン別測定も可能であるが,特異性は劣る。中和法はEIA法に比べ感度的には落ちるが特異性は高い。また中枢神経疾患の場合EIA法のIgG補促法が有用であり,これらの特性から目的に応じて使い分けられる。PCRは,治療開始前の迅速診断法として有用と考えられ,開始後は抗体測定が有用と考えられる。またPCRは治療効果をモニターリングする上でも非常に有用である。本検査法は,PCRを用いて高感度,特異的にHSV DNAを検出する。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

ヘルペス性角結膜炎, ヘルペス性食道炎, 急性網膜壊死, 口唇ヘルペス, 新生児ヘルペス, 神経炎, 性器ヘルペス, 脊髄炎, 脳炎

参考文献

測定法文献
Cao M et al:J Invest Dermatol 82-391~392 1989
臨床意義文献
坂岡 博 他:蛋白質核酸酵素 35-17-3025~3033 1990

関連項目

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