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現在のラボ:八王子ラボ

コクサッキーウイルス B群4型

  • 検査項目
    JLAC10

    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • コクサッキーウイルス B群4型
    5F304-1430-023-151
    血清
    0.2
    S09

    A00
    冷蔵
    7~13

    79
    ※6
    NT(中和反応)

    NT(Neutralization test)
    中和反応
    ウイルスがウイルスに対する抗体との反応により感染性が失われる(中和)ことを利用した方法。
    ウイルスと抗体を反応させた後,ウイルスに感受性のある培養細胞に接種し,細胞変性効果(cytopathogenic eff ect:CPE)の有無により中和抗体の存在を判定する。

    4未満(倍)

備考

&1
下記参照(*NT)
*NT(中和反応):細菌繁殖などにより細胞が汚染され,測定不能になる場合がありますのでご注意ください。
出発希釈 4倍(髄液の測定も可能です 検体量 0.4mL(冷蔵) 基準値 1倍未満 出発希釈 1倍)

診療報酬

D012(11ロ)
ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(コクサッキーウイルス)
免疫学的検査判断料144点

  • ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)下記を参照ください。

容器

補足情報

臨床意義

エンテロウイルスは主として腸管で増殖することからその名がつけられウイルス分離に用いられる宿主細胞,実験動物での増殖性の違いなどからポリオウイルス(poliovirus血清型では1-3に分類),コクサッキーウイルスA群・B群(Coxsackievirus:CA,CB)があり,A群は1~22,24型(23型とエコー9と同一ウイルス),B群は1-6型に分類されている。エコーウイルス(echovirus)はenteric cytopathogenic human orphan virusの頭文字をとって名づけられた。1-34型に分類されecho 10はレオウイルス,echo 28はライノウイルス,echo 34はCA24のプライム株と再分類された。その後このように分類できないウイルスが検出されたため,通し番号で呼ぶことになり,エンテロウイルス68から72までが報告されている。
主な疾患とウイルス型の関係は(Polioは別記参照)無菌性髄膜炎はCA9,CB1-5型,エコー1,4,6,7,9,11,30型,発疹性疾患はCA4,9,16型,エコー2,4,6,9,11,16型で多く見られ,特にCA16型およびエンテロ71型は手足口病で多く見られ,ヘルパンギーナはCA2,4,6,8,10型,心のう炎,心筋炎はCA4,CB1-5型との関連が注目されている。エンテロウイルス70による急性出血性結膜炎(AHC)は,世界中に見られ,その後CA24型も同様疾患から分離された。意義として特定の型と臨床像が明らかな関係がある場合,患者よりエンテロウイルスが分離され血清型を確認したい場合および,同一血清型による流行が見られる場合などに有用である。

異常値を示す病態・疾患

Cox.B群ウイルス(1~6型)

胸痛症(1~5型), 原因不明熱性疾患(1~6型), 四肢麻痺(まれ)(2~5型), 重症乳児全身性感染症(1~5型)髄膜脳炎,心筋炎, 上気道炎,肺炎(4~5型), 心のう炎,心膜炎 (1~5型), 無菌性髄膜炎(1~5型)

参考文献

測定法文献
国立予防衛生研究所学友会:ウイルス実験学 総論 2版 (丸善) 260~274 1973
臨床意義文献
加地 正英:日本臨床 57-S3-328~330 1999

関連項目

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