SRL総合検査案内

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現在のラボ:八王子ラボ

KMT2A-MLLT1 mRNA定量

  • 検査項目
    JLAC10

    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 曜日指定
    KMT2A-MLLT1 mRNA定量
    8C447-9962-046-875
    骨髄液
    1.0
    H00
    冷蔵
    3~5

    2100
    ※2
    RT-PCR(リアルタイムPCR)

    リアルタイムPCR
    PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。

    キメラmRNAを検出せず
    (コピー/μgRNA)
その他の受託可能材料

備考

&1
£ 凍結保存は避けてください。
受託可能日は月~金曜日です。
検体採取後、速やかにご提出ください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
造血器腫瘍遺伝子検査のご提出について
検体は採取後、当日中にご提出ください。
骨髄液1.0mLを下図の容器に無菌的に採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
検体は採取後、当日中にご提出ください。

診療報酬

D006-2
造血器腫瘍遺伝子検査
遺伝子関連・染色体検査判断料100点

  • 「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」又は「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合は,主たるもののみ算定する。
  • 月1回を限度として算定できる。

容器

補足情報



臨床意義

11番染色体長腕(11q23.3)に座位するKMT2A遺伝子の異常は、さまざまな遺伝子と相互転座を起こすことが知られており、急性骨髄性白血病(AML:Acute myeloid leukemia)や治療関連白血病(Therapy-related leukemia)、B細胞性の急性リンパ性白血病(ALL:Acute lymphocytic leukemia)、リンパ芽球性リンパ腫(LBL:Lymphoblastic Lymphoma)など転座相手により、さまざまな病型に認められる染色体異常です。
t(11;19)転座は、AMLで認められ、FAB分類ではAML-M4、M5に認められる染色体異常で、11番染色体長腕(11q23.3)に座位するKMT2A遺伝子と19番染色体短腕(19p13.3)に座位するMLLT1遺伝子との相互転座によりKMT2A-MLLT1 mRNAが形成されます。t(11;19)転座は他に19番染色体短腕(19p13.1)に座位するELL遺伝子との相互転座もあるため注意が必要です。
WHO分類では11番染色体長腕(11q23.3)に座位するKMT2A遺伝子の異常は反復する遺伝子異常を伴うAML(Acute myeloid leukemia with recurrent genetic abnormalities)や急性混合型白血病(Acute leukemias of ambiguous lineage)、B細胞性リンパ芽球性白血病/リンパ腫(B-lymphoblastic leukemia/lymphoma)にカテゴリー分類されてます。
本項目はKMT2A-MLLT1mRNAをリアルタイムPCR法を用いて定量的に検出する検査で、治療経過のモニタリングなどに有用と考えられています。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

急性リンパ性白血病(ALL)

参考文献

測定法文献
飯嶋 健太朗,他:SRL宝函 24(1・2):65~68,2000.
臨床意義文献
Arber DA,Orazi A,Hasserjian R,et al:Blood 127(20):2391~2405,2016.

関連項目

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