SRL総合検査案内

0個選択中

現在のラボ:八王子ラボ

ADAMTS13インヒビター

  • 検査項目
    JLAC10

    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • ADAMTS13インヒビター
    2B496-0000-022-023
    速やかに遠心
    血漿
    0.6
    PC2

    A00
    凍結
    (28日)
    2~5

    1000
    ※3
    ELISA

    ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
    酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    0.5未満(BU/mL)
    陰性

備考

&1
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
後天性血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の判定基準:0.5以上(BU/mL) 陽性
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5 ~ 6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。
血漿は必ず凍結保存してください。
(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)

診療報酬

D006(35)
ADAMTS13インヒビター
血液学的検査判断料125点

  • ADAMTS13インヒビターは,ADAMTS13活性の著減を示す患者に対して,血栓性血小板減少性紫斑病の診断補助を目的として測定した場合又はその再発を疑い測定した場合に算定できる。
  • 後天性血栓性血小板減少性紫斑病と診断された患者又はその再発が認められた患者に対して,診断した日又は再発を確認した日から起算して1か月以内の場合には,1週間に1回に限り別に算定できる。

容器

補足情報



臨床意義

ADAMTS13はvon Willbrand因子(VWF)の特異的切断酵素であり、ADAMTS13活性の著減によりVWFとの均衡が破綻すると、血小板血栓による微小循環障害を生じ、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)を発症します。TTPは血小板減少、溶血性貧血、動揺性精神神経症状、腎機能障害、発熱を特徴とする致死的血小板血栓症で、無治療では90%以上の症例が早期に死亡するとされています。ADAMTS13活性が著減する原因としては、ADAMTS13遺伝子異常による「先天性TTP」とADAMTS13インヒビター(中和抗体)による「後天性TTP」が知られています。後天性TTPは膠原病、妊娠、感染症、薬剤などにより発症し、ADAMTS13インヒビター(中和抗体)の存在によりADAMTS13活性が低下することでTTPの症状を呈します。ADAMTS13活性はTTPの診断補助に、ADAMTS13インヒビターは後天性TTPの診断補助に用います

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

血栓性血小板減少性紫斑病(TTP),溶血性尿毒症症候群(HUS),血栓性微小血管症(TMA)

参考文献

測定法文献
伊藤 晋,他:日本輸血細胞治療学会誌 56(1):27~35,2010.
臨床意義文献
松本 雅則:臨床血液 58(10): 2081~2086,2017.

関連項目

ラボ切替機能追加/URL変更のお知らせ

ラボを選択してください

ラボを選ぶ

ラボ切替機能追加/URL変更のお知らせ

ラボ一覧

検査・関連サービス事業 グループ会社:
  • 日本臨床
  • SRL北関東
  • 北信臨床