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麻疹ウイルスRNA 定性(2021年9月2日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    麻疹ウイルスRNA 定性(2021年9月2日ご依頼分をもって受託中止)
    5F431-1450-019-866
    血液(EDTA-2Na加)
    2.0
    PN5
    冷蔵
    (10日)
    7~11
    RT-PCR

    RT-PCR(Reverse transcriptase-polymerase chain reaction)
    RNA が増幅対象の場合に,RNA を鋳型として逆転写酵素(reversetranscriptase:RT)により相補的なcDNAを合成してPCRを行う方法。

    陰性
その他の受託可能材料

備考


血液:凍結保存は避けてください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
下図の容器に採血し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

容器

補足情報

臨床意義

麻疹ウイルスはヒトの麻疹(はしか:measles)の原因ウイルスである。麻疹ウイルスは患者の咳の飛沫,鼻汁などを介して健康人の気道や鼻粘膜に感染する。ウイルスの潜伏期は約10日である。麻疹に罹患すると微熱,咳,鼻炎,結膜炎,高熱の順で臨床症状が現れる(前駆期)。この期間が数日続いたのち発疹が生じる(発疹期)。発疹期は約5日間続き,回復へと向う(回復期)。特に前駆期の終わりに口腔粘膜にみられるコプリック斑は麻疹に特徴的である。
臨床上麻疹に類似する猩紅熱,風疹,突発性発疹などとの区別が困難な場合,また気管支炎,肺炎,中耳炎などの合併症,さらに麻疹ウイルスによる持続感染症としての麻疹後脳炎,亜急性硬化性全脳炎(SSPE)などが疑われる場合には血清診断が必要である。
血清学的診断として麻疹の急性期と回復期の血清について種々の方法により麻疹抗体価を測定し,両者の間で有意の値の上昇がみられれば,麻疹罹患を確診する。また,中枢神経系疾患の場合,EIA法IgG補促法による髄液中の局所抗体の証明が,また感染初期の血中抗体検査はEIA法IgMが有用であり,ワクチン接種後の抗体チェックには6-8週後にEIA法IgGが用いられる。抗原の検出にはウイルス分離とPCRを用いたウイルスゲノム検出なども有用である。本検査法は,PCRを用いて高感度,特異的に麻疹ウイルスRNAを検出する。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

亜急性硬化性全脳炎(SSPE), 合併症として気道感染症, 中耳炎, 脳炎, 脳脊髄炎, 麻疹

参考文献

測定法文献
Godec MS et al:Journal of Medical Virology 30-237~244 1990
臨床意義文献
佐藤 猛:ウイルス感染症の臨床と病理 (医学書院) 121~132 1991

関連項目

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