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現在のラボ:千葉中央ラボ

HLA-DRB1 (DNAタイピング)

  • 検査項目
    JLAC10

    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 曜日指定
    HLA-DRB1 (DNAタイピング)
    5K120-0000-019-899
    血液(EDTA-2Na加)
    2.0
    PN2,PN5
    冷蔵
    6~7
    PCR-SBT法

備考

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凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。続柄・臨床診断名・投与薬剤名・輸血歴・移植歴は必ず明記してください。HLA検査2項目以上同時依頼の場合は血液2.0mLで検査可能です。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
●HLA・移植関連検査の検体について 
1.MLC(リンパ球混合培養)は予約検査となりますので,採血前に必ず担当営業員にご連絡ください。
2.必ず専用容器にて規定量を採血してください。やむを得ず規定量に満たない場合は,蓋を開けて陰圧を解除してください。ただし,MLC(リンパ球混合培養)と同時依頼の場合は,無菌であることが重要となりますので必ず規定量を採血してください。
3.HLA-A,B,C,DPB1,DRB1,DQB1(DNAタイピング)検査は,必要に応じてPCR-SSP法,PCR-rSSO法も併用させていただきます。
4.移植後のHLAタイピングをご依頼の場合は,レシピエントとドナーのアレルが混在し判定できない場合がありますのであらかじめご了承ください。
〔ご注意〕
移植後のHLAタイピングをご依頼の場合は,移植前のHLAの結果と提供者のHLAの結果を必ず依頼書にご記入ください。
●HLA DNAタイピングの種類について
下記日本組織適合性学会のホームページにて最新情報をご確認ください。
https://jshi.smoosy.atlas.jp/ja/hla_data
下図の容器に採血し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
HLA検査2項目以上同時依頼の場合は血液2.0mLで検査可能です。
ただし,受給者の場合,化学療法などにより細胞数が減少し,DNAが回収できない場合がありますので細胞数2×106個を最低限としてご提出ください。白血球数(WBC)1000/μLを下回る受給者の場合は,血液2.0mL(PN2容器)を2本以上,または血液5.0mL(PN5容器)をご提出ください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

容器

臨床意義

HLA遺伝子は,ヒト第6染色体短腕部に存在し主要組織適合抗原複合体(MHC)とも呼ばれ,多くの遺伝子群が免疫応答の制御に深く関わっている。クラスⅠ抗原としてα鎖およびβ2-ミクログロブリンからなるHLA-A,B,C抗原など,そしてクラスⅡ抗原としてα鎖,β鎖のヘテロ2量体からなるHLA-DR,DQ,DP抗原などに大別できる。クラスⅡ抗原に分類されるHLA-D抗原は,リンパ球混合培養試験によって同定される抗原で,主にDR,DQDP抗原の分子の抗原部位を総合的に反映していると考えられている。クラスⅠ抗原はほとんどすべての有核細胞,血小板上に表現され,クラスⅡ抗原はB細胞,活性化T細胞,単球などの限られた細胞のみに表現されている。
意義として,輸血分野では輸血後GVHD,抗HLA抗体による輸血副作用や血小板輸血無効状態,臨床分野として臓器移植の組織適合抗原,病気との強い相関性より疾患感受性抗原,免疫分野としてヒト免疫応答遺伝子などの生物学的臨床的意義が明らかにされている。なお,HLA抗原出現頻度は人種によって異なるため,人種のルーツを探るための有力な遺伝学的マーカーとしても利用される。

異常値を示す病態・疾患

疾患・関連性

IDDM, SLE, クローン病, スギ花粉症, ナルコレプシー, バージャー病, バセドウ病, ベーチェット病, 関節リウマチ, 原田病, 原発性胆汁性肝硬変, 潰瘍性大腸炎

参考文献

測定法文献
成瀬 妙子 他:MHC 5-2-101~106 1998
臨床意義文献
木村 彰方:Molecular Medicine 37-5-572~581 2000

関連項目

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