SRL総合検査案内

0個選択中

現在のラボ:八王子ラボ

ロイシンリッチα2グリコプロテイン (LRG)

  • 検査項目
    JLAC10

    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • ロイシンリッチα2グリコプロテイン (LRG)
    5C245-0000-023-062
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (28日)
    2~4

    276
    ※4
    ラテックス凝集免疫法
    16.0未満 (カットオフ値)(μg/mL)

備考

&1
炎症性腸疾患の活動期の判定の補助における参考基準値は16.0μg/mLです。
感染症、リウマチ等の炎症性疾患、一部の悪性腫瘍においてLRG値が上昇することがありますのでご注意ください。

診療報酬

D007(57)
ロイシンリッチα2グリコプロテイン
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「ロイシンリッチα2グリコプロテイン」は、潰瘍性大腸炎又はクローン病の病態把握を目的として測定した場合に3月に1回を限度として算定できる。ただし、医学的な必要性から、本検査を1月に1回行う場合には、その詳細な理由及び検査結果を診療録及び診療報酬明細書の摘要欄に記載する。
  • 「ロイシンリッチα2グリコプロテイン」と、「カルプロテクチン(糞便)」又は「大腸内視鏡検査」を同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

ロイシンリッチα2グリコプロテイン(Leucine-rich alpha 2 glycoprotein:LRG)は、ロイシンリッチリピートと呼ばれるドメインを8つ含む約50kDaの糖蛋白質で、炎症局所で産生される新規血清バイオマーカーです。
特に潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患(Inflammatory bowel disease:IBD)においては、内視鏡検査による疾患活動性評価とLRG値が相関することから、侵襲性の低い検体検査で簡便に評価することが可能となります。
また、LRGはTNFα、IL-22といったIL-6以外のサイトカインで引き起こされる炎症でも発現するため、CRPが正常範囲内の症例における活動性評価に有用です。臨床指標とCRP、LRGの組み合わせ測定では単独測定に比べ、活動期の病態検出感度が高くなることも報告されています。
IBDにおける活動期の判定補助やモニタリング、治療選択の一助としてご活用ください。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

潰瘍性大腸炎、クローン病

参考文献

測定法文献
高山 茂雄,他:医学と薬学 76(12):1769~1780,2019.
臨床意義文献
Serada S,et al:Ann Rheum Dis 69(4):770~774,2010.
Serada S,et al:Inflamm Bowel Dis 18(11):2169~2179,2012.
Naka T,et al:Immunological Medicine 41(2):62~67,2018.

関連項目

ラボ切替機能追加/URL変更のお知らせ

ラボを選択してください

ラボを選ぶ

ラボ切替機能追加/URL変更のお知らせ

ラボ一覧

検査・関連サービス事業 グループ会社:
  • 日本臨床
  • SRL北関東
  • 北信臨床